信長が家康を饗応した料理を再現した「安土献立」
天正10(1582)年5月15日。天下統一を目前にした織田信長は、三河の徳川家康を安土に招いた。饗応役には明智光秀が命ぜられたが、接待の準備の不始末からか信長の怒りをかい途中で任を解かれた。この事が本能寺の変の原因の一つと伝えられている。 

昭和62年6月7日フェスタ信長87にて、信長の天下料理「安土献立」を復元しました。
家康が安土に到着した時の料理を「安土献立」として、当時の資料「続群書類従」の記述に基づきでき得る限り忠実に復元しました。

1の膳
@金高立入 蛸(湯引たこ) A鯛の焼き物 B菜汁 C膾(なます) D高立入 香の物(大根の味噌漬) 
E鮒の寿司  F御飯
2の膳
@絵を書いた金の桶入 うるか(鮎の内臓の塩辛、今回はこのわた使用) A高立入 宇治丸(鰻の丸蒲焼き) 
Bほや冷や汁 
C太煮(干ナマコに由芋を入れて味噌煮にしたもの)  D絵を描いた金色の輪に乗せた貝鮑  
E高立入 はも(照焼き) F鯉の汁

3の膳
@焼き鳥(鶉・うずらの姿焼き、当時は雲雀・ひばり) A山の芋鶴汁(鶴とろ汁味噌仕立て、鶴はフランス産使用)Bがざみ(ワタリガニの一種) C辛螺・にし(にしがいの壷煎、巻貝の一種) D鱸・すずき汁

4の膳
@高立入 巻するめ  A鮒汁  B高立入 椎茸 
C色絵皿入 鴫・しぎ壷(鴫の壷焼き、なすの田楽)

5の膳
@まな鰹さしみ  A生姜酢  B鴨・かも汁(鴨の味噌汁)
Cけずり昆布  D土器入りのごぼう

足付の縁高御菓子
@から花(造花)  Aみの柿(干し柿)  B豆飴  
Cくるみ  D花昆布  E求肥餅(羽二重餅)

当日の復元献立(参考資料:続群書類従)
1の膳から五の膳まで30数品、写真に見るように大変豪華なもので、当時の交通事情や材料の保存技術のことを考えると、気の遠くなるような贅沢な料理だっに違いありません。


新「安土献立」
その当時の献立の復元は材料的にも無理があるため、一般向けに販売できるよう試行錯誤を重ね、びわ湖の幸や近江の旬の素材を使った弁当「新安土献立」を完成させました。

信長時代の「安土献立」は大量の山海珍味が京や堺の町で調えられ調理されたと言われていますが、今回の「安土献立」は、地産・地消、身土不二の考えの基、安心・安全な地域の素材(極力安土町内)を材料に調理しました。
「歴史のまち安土」に来訪される多くの観光客をもてなし、「豊かな安土の歴史」を味つけに、「現在(いま)の安土」をご賞味頂きましたら幸いです。
献立内容例(季節並びに値段等により変わります)
(取り肴)老蘇産さくら玉子の出し巻、西之湖の葦の葉を使ったヨシだんご、地鶏と豊浦ねぎの串焼き、近江八幡赤こんにゃく煮、琵琶湖産川魚煮、琵琶湖産手長えびの唐揚げ
(揚げ物)琵琶湖産若鮎その他、(
和え物)近江八幡特産丁字麩と胡瓜、(煮物)大中産大根と琵琶湖産川海老、(ご飯)近江米きぬひかり、石寺産梅干、(季節の果物)

ご希望にて:鮒(鯉)の刺身  ・鴨と豊浦ねぎ焼  ・うなぎの蒲焼き  ・琵琶湖産本もろこバテレン漬け
価格は、1,000円と1,500円の2種類、予約販売(3日前、10個以上)で、各観光拠点まで配達サービスも行います。

よりグレードアップした内容の「安土献立」も取り扱っています(2,000円から、内容は相談下さい)

JR安土駅前にある料亭「ふな幸」では、よりレベルアップした本格的な「信長御膳」を賞味していただけます。
(座敷にて5,000円から、人数等詳細は問合せ下さい)